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東北芸術工科大学コミュニティデザイン学科の辻朋子です。

コミュニティデザイン学科で、地域と人を繋げるということを学んでいます。

ーインターンシップについて

インターンシップでは、島津麹店(しまづこうじてん)さんというところにいきました。石巻エリアではいちばん老舗の麹(こうじ)の製造所でした。すごく歴史があるところで、いまで6代目と聞いたので企業のリーダーの方も職人気質で年代も上の方なのかなとおもっていましたが、意外ととっても物腰がやわらかく優しい30代の方で、甘いものが大好き!思っていたよりも接しやすい方で、気軽にやりとりできて安心しました。麹(こうじ)について色々教えていただいたり、麹(こうじ)が今までどのように文化として伝わってきて、これからどのように残していきたいだとか、想いの強い社長さんの元でインターンの活動をさせていただきました。

ーこのインターンを選んだ理由

 

私がもともとアレルギー体質で、オーガニックなものや添加物を使っていない食材に興味がありました。色々調べていくなかで、島津麹店さんの主力商品である「華麹(はなこうじ)」という商品にとても惹かれました。水と麹菌(こうじきん)だけで作られている麹飲料で、他と違うところは化学調味料や保存料を一切つかっていないところ。でも食べてみるととても甘いんです。こういう物を作られているというところに惹かれました。

 

あとは、インターンシップの内容でレシピブックをつくるという成果目標があったのですが、私はデザインに興味があって、今自分の実力がどのくらいなのかというのをこの機会に試してみたいなという想いがあって、このプロジェクトを選びました。

ー島津インターンのテーマ活動内容

インターンのテーマとしてはお母さんや子どもに麹(こうじ)を広めていきたいという内容でした。麹(こうじ)を知ってもらうために、島津麹店の商品である「華麹(はなこうじ)」をつかって「おやつ」を作ろうというワークショップを行ったり、生活の中に麹を取り入れてもらうための手段としての「華麹」をつかったレシピブックを製作しました。

 

レシピブック 1
レシピブック 1

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レシピブック 2
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レシピブック 1
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ー成果

インターンシップ終了後も、催事で私たちが製作したパンフレットを手にとって商品を購入してくださるお客さんがいたり、ワークショップを通じてリピーターになった方がもいたり、実績が出てとても嬉しかったです。私自身も麹を買うようになりましたし、実家のお母さんも「卵焼きに麹をいれてるよ」と教えてくれたりなど麹が身近になったことも成果の1つです。

ー参加のきっかけ

インターンに挑戦してみたいなと思って、WEBサイトをみていたのですが、自分の興味としての「オーガニックな食品」や「デザイン」がマッチしたので選びました。大学でも、普段から地域にでていっていろんな人と交流するということをよくしているのですが、いつも大学の同じメンバーと活動することが多かったので、今まで出会ったことのない人や環境とインターンシップをやってみたらどうなるんだろうと興味がありました。

 

インターンシップをする前は、どんな人とインターンをするのだろうとか、、面談でお話は聞いていましたが自分の中では中々実感がわかなかったし、社長とどういう感じで接したら良いのだろうとか…。「社長」って「エラい人」っていうイメージが先行してしまって…。1ヶ月間知らない環境で生活しながらインターンできるかな、とかも。コーディネーターとの面談で「代表は優しい雰囲気の方だから大丈夫だよ~」と励ましていただいていました。笑  

 

実際に最終面談では島津麹店6代目の佐藤社長と顔を合わせてお話してみたら、喋り方もふわっとしていて、自分の勝手におもっていた「社長」のイメージとは全く違くて、安心しました。インターン開始前に社長とお話できたことはとても大きかったです。面談でお話できたことで、ゼロベースでインターン開始後にお会いするよりも心の準備ができたので。面談の時から「この人の元でインターンシップをやるんだな」というイメージが持てました。

 

完成までには4回くらい作り直しました!実際にデザイン製作をやってみたら、思っていたよりも沢山の過程を踏むんだということを学びながら実践できましたし、自分たちの「やりたい」だけじゃ全然相手(ターゲット)に伝わらないなということを実感しました。掲載内容ももともとあったパンフレットの内容を入れようか…?など悩みましたが、「この情報は他の媒体に掲載しているから、載せなくていいんじゃないか」とか、どういう情報を載せるべきかという選択の部分で苦労しました。

ー成果物について

 

ワークショップは広報に苦戦して、参加者が目標よりも少なかったのですがその分、参加者のみなさんと近い距離でお話ができました。親子向けのワークショップだったのでお子さん向けに食育の一環として麹についてのお話をさせていただいたり、「おやつ」を作りながら沢山お話をしながら「麹ってこういうところが良いよね」とか、食べてみて「おいしい」とか実際の声を聞けたことがすごく良かったです。

 

レシピブックはデザインを頑張りました。当時はすごく頑張りましたが今見るとまだまだだなぁとおもったり…出来るだけ見やすいようにとか、ターゲットに向けてどういうデザインにしたら手にとってみてもらえるのかとか、細かい部分までユーザー目線に立って製作することを意識していました。「おいしそう」なデザインを追求して、お子さんをお持ちのお母さんをターゲットに親しんでもらいやすい可愛らしいデザインにしました。

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ー実際にインターンに始まってから

 

始まってからは、とにかく1ヶ月って短い!とおもいました。1週間目でこれをやって2週間目にはこれをやって…とプランを立てていくと、あれ1ヶ月って短いなと本当に思いました。普段の大学生活とは違って1日中集中してペアの学生の子とプロジェクトに没頭しました。シェアハウスで一緒に住みながらインターンシップしていたので、企業での活動がおわった後の時間も議論したり作業したりできたのがありがたかったです。プライベートの時間はあんまりないなーと思ったりもしましたが、一方でこんなに沢山の普段あったことのない人とお話したり自分としてもいろんな面で学びがありました。今まで自分になかった見方ができるようになったり、こんな考え方もあるのだなと感心したりする日々でした。

ー就職体験型のインターンとの違い、コーディネーター

 

これまでインターンシップと言われて思いつくのは、企業さんが募集する就活の一環としてのインターンシップで、応募した学生は直接企業の担当者とやりとりして活動を開始する「就職体験型」のインターンでした。活動期間中も企業さんと学生という関係だとおもいますが、「東北クリエイティブ アカデミー」では、企業さんと私たち学生の間に「コーディネーター」さんがいるのが新鮮でした。企業さんと学生が1対1だと、何かあったときにどこに相談したら良いのかわからないとか、自分たちだけで抱えないといけないのかなとか、ひとまず企業さんに相談して関係性がうまくいかなくなったらどうしようとか思ったりしていましたが、そこにコーディネーターさんがいることで、相談ができたり、悩んでいる時に「こういうところに悩んでいます」と気軽に相談できたりというのが参加者側からしたらありがたかったです。

 

私のインターン期間中では、ワークショップを企画して実施するところまで行ったので、会場の予約とか現実的な場面で実際やったことのないことをどういう風にクリアしていくかで困っていた時に相談させてもらって、こういう風にしたら良いよとか教えていただいたりとか。デザインもいきなり社長さんに見せる前に、巻組のデザイナーでもあるコーディネーターさんに相談しました。受入企業さんは必ずしもデザインやクリエイティブ に理解のある方というわけではないので、制作物も作りながら悩んでいる段階ではコーディネーターさんに相談してみると、自分たちの気がつかなかった部分を指摘してもらえたりとか、アドバイスをいただけたりしたことがプラスになったとおもいます。

 

 

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ー成果について、大学との違い、やってみての感想

本当に、デザインってプロセスが沢山あるんだなーと実感しました。大学の授業だと、自分たちが主体で課題のためにやっているという感じ。自分たちで「こうしたらいいんだろうな」というのを考えて先生に聞きながら答えを考えて進んでいきます。今回のインターンでは、企業の1員として課題解決のための制作物を作っていくかたわらで、社長さんの要望や想い、検証した材料に沿ってすすんでいくことが初めての体験でした。初めは手探りでしたが、社長さんとも相談しながら進めていったことでデザインの依頼元でもある企業さんと、どういう風にデザインしたらよいのかやどういう風に情報を載せたらよいのかなどを議論しました。ターゲットであるユーザー目線で制作するのも初めての体験で、手応えがつかめました。

 

 

ー石巻の印象やまちのかかわり

石巻は自分の生まれ故郷ではあったので、知らない土地ではないという安心感はありましたが、知らなかった部分も沢山あったことに気がつきました。まちの人と接することが昔住んでいた頃にはなくて、石巻の人と石巻以外から来た人との付き合いを初めて体験しました。自分も今は山形に住んでいるので、外からの目線で石巻を見つめ直して「石巻ってこんなところだったんだな」とか「こんな人がいまはいるんだな」と気づいたりすることができました。石巻のシャッター街も行ってみて、石巻の現状を改めて認識できました。震災後に石巻に関わり始めた方とも出会って、いろんなアイディアをもった人が沢山いて、刺激されました。地元民でも気づかなかった魅力を掘り起こしている人がいたりして、改めて気づきをもらって新鮮と驚きがありました

ー自分ごと化について

自分の使命感や責任感もありましたが、「課題を解決したい」と想いを募らせている企業さんの存在があって、企業さんの向こう側にいるリアルなユーザー(顧客)がいて、自分たちが企業さんにコミットすることで一緒に課題を解決していくということもありましたし、活動自体も楽しくて地域の人たちが面白い人たちだったから1ヶ月間続けられました。

 

 

ー先輩として

1ヶ月間って最初はすごく長く感じるかもしれないですが、実際にやってみると時間が圧倒的にたりない!1日1日でできることをしっかりやっていくことが大事だとおもいますし、今日できなかったから明日やろう…の繰り返しではなくて、「やる!」と決心することで、スケジュール管理の能力があがります!頑張った先には、100%や120%の成果があげられるので、とにかく「やる」ことで自身もスキルも身につきます!

ー参加後の変化

すごく人と話すのが苦手で、人前にでることにすごく緊張するんですけど、インターンで知らない人と沢山接したり、プレゼンなどで沢山話す機会をもらったり、段階を経ていろんなことに短期間でチャレンジしたおかげで、人前に出ることが以前ほどは怖くなくなりました!ひとかわむけた気分です。緊張をまったくしなくなったわけではないのですが、ちょっと楽になったという気持ちはすごくあります。インターン参加後に自分の変化で一番感じた部分はここです。